96 権力には黙って従わない
私は医師として長年、患者さんの命や健康に向き合ってきました。
医療の現場でも、行政の制度でも、明らかにおかしいと思うことがあります。
そのとき、相手が国であろうが、県であろうが、警察であろうが、私は黙るつもりはありません。
おかしいことを「おかしい」と言わなくなった社会は、必ず腐っていきます。
波風を立てないことばかり考え、自分の立場を守り、誰も責任を取らない。
そんな国にしてはいけません。
私は、自分が正義のすべてを知っているなどとは思っていません。
私の認識が間違っていれば、根拠を示して説明してもらえばよいのです。
しかし、説明も調査も不十分なまま、「警察の処理だから」「決まりだから」「前例だから」と押し切ることは許されません。
今回の事故については、今後の警察と保険会社の対応を見ながら、必要に応じて経過を公表します。
警察は、いったい誰を守っているのか。
行政は、誰のために仕事をしているのか。
首長や議員は、誰の声を聞いているのか。
国は、本当に国民の側を向いているのか。
私たちは、もっと厳しく問い続けなければなりません。