100 認知症の方と「一緒に何ができるか」を考える

先日、認知症の方との接し方についての話を読み、印象に残ったことがありました。
それは、「この人に何をしてあげるか」だけでなく、「この人と何ができるか」を考えるという視点です。

支援する側は、どうしても相手の困っていることや、できなくなったことに目を向けがちです。
もちろん、必要な支援を考えることは大切です。
ただ、その人と一緒にできることを探す姿勢も、忘れてはいけないと思います。

私の身近にも、認知症になった人がいます。
以前はとても頭の切れる人だっただけに、その変化を見ると、つらく感じることがあります。

一方で、その人が今どのように感じているのかを、周りがすべて理解できるわけではありません。
「認知症になったら、生活は楽しくなくなるのではないか」と聞かれても、私は簡単には答えられません。
楽しみがあるかどうかまで、周りが決めつけてよいのでしょうか。

支えるご家族や周囲の方には、大変なこともあると思います。
きれいごとだけでは済まないでしょう。
それでも、できなくなったことだけを見ると、その人との関わり方を狭めてしまうかもしれません。

「この人と、一緒に何ができるだろうか」
老いや認知症について考えるときに、持っていたい問いだと感じました。

2026年10月31日