クリニック案内

院長ごあいさつ

理事長・院長 原口 兼明(はらぐち かねあき)

院長写真

原口耳鼻咽喉科のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。

私が診療において最も大切にしているのは、「患者さんを必要以上に通院させないこと」、そして 「不安を残したまま診察を終えないこと」です。
以前は「毎日通わなければ治らない」と言われることも少なくありませんでしたが、それでは患者さんの負担が大きくなってしまいます。

当院では、症状の原因を見極めたうえで、どのくらいの期間で改善が期待できるのか、その目安をできるだけ具体的にお伝えするようにしています。
見通しがわかることで、患者さんは安心して治療に向き合うことができます。

また、診察の際には、できる限り鼓膜や患部の状態を実際にご覧いただきながら説明いたします。
聴力検査などの結果も、その場でお渡しし、ご自宅に帰ってからも見返せるようにしています。
「聞いたけれど、よく分からなかった」という状態を残さず、ご自身の体の状態を理解していただくことが、納得のいく治療につながると考えています。

小児の中耳炎では、お子さんご本人だけでなく、看病をされるご家族の負担も意識しています。
夜泣きや不機嫌の原因が耳にある場合、適切な処置によって症状が落ち着き、ご家族の不安が軽減されることも少なくありません。
また、高齢の方の難聴については、日常生活の質や社会との関わりに影響する重要な問題として捉え、早期対応を心がけています。

当院は住宅街の中にある、地域に根ざしたクリニックです。 「こんなことで受診していいのだろうか」と迷われるような症状でも、気軽に相談していただきたいと思っています。
大きな病院に行く前に、まず状況を整理し、必要な場合には適切な医療機関をご紹介する――それも地域のかかりつけ医の大切な役割だと考えています。

これからも、地域の皆さまが安心して通える耳鼻咽喉科として、 一人ひとりの症状と丁寧に向き合い、無理のない診療を続けてまいります。
どうぞ、気になることがあれば遠慮なくご相談ください。

院長プロフィール

理事長・院長 原口 兼明(はらぐち かねあき)

【経歴】

1956年 8 月 鹿児島県鹿児島市生まれ
1982年 3 月 富山医科薬科大学医学部を卒業後、
      鹿児島大学麻酔科学教室で 2 年間研修(麻酔科標榜医)
1984年 4 月 鹿児島大学耳鼻咽喉科学教室に入局
1990年12月 日本耳鼻咽喉科学会専門医
1991年 1 月 医学博士
1994年 8 月 原口耳鼻咽喉科を開院
1995年 9 月 医療法人 原口耳鼻咽喉科に変更
現在に至る

私は幼い頃から喉が弱く、体調を崩すたびに耳鼻咽喉科に通っていました。診察室で医師に説明を受け、治療をしてもらう経験を重ねる中で、耳・鼻・のどを診るこの分野に自然と関心を持つようになりました。 また、12歳年上の兄が耳鼻咽喉科医になったことも、この道を志す大きなきっかけの一つです。 医学部卒業後は一度麻酔科に在籍しました。麻酔科では、患者さんの全身状態を把握し、安全に医療を行うための判断力や責任の重さを学びました。その後、耳鼻咽喉科に進み、現在まで約45年にわたり臨床の現場で診療を続けています。 耳鼻咽喉科は、非常に細かな手技が求められる一方で、生まれたばかりの赤ちゃんからご高齢の方まで、実に幅広い年齢層を診ることができる奥深い診療科です。年齢によって症状や不安の内容が大きく変わるため、医学的な判断だけでなく、その方の生活背景にも目を向ける必要があります。

 

【著書】

「医療崩壊前夜」 (出版社:幻冬舎 2025/3/4以降、全国書店で発売中 224ページ)

崩壊寸前、日本医療の現実

医療費削減政策の問題点とは?
日本の医療崩壊を防ぐために、今何をすべきか?

1961年に導入された国民皆保険制度によって、すべての国民は必要な時に必要な医療を受けられるようになりました。これは国民の健康を支える制度として、他の先進国と比較しても優れたものであるといえます。しかし、高齢化が進むなか国全体の医療費は年々増加しており、政府は「財政健全化」「国民皆保険制度の維持」を掲げて、医療費の歳出削減や保険制度の見直しを進めています。

これに対し、30年以上にわたり地域医療の最前線に立ち続けてきた私は、政府の推し進める医療費削減政策が医療現場にさらなる負担を与えてしまい、「医療崩壊」を引き起こす原因になりかねないと警鐘を鳴らしています。そして、医療従事者の待遇改善や医療費の適正配分といった施策によって、誰もが安心して医療を受けることができる体制を守り続けることが重要であると訴えています。

本書では、診療報酬の引き下げや、医学部定員の抑制といった政府による医療費削減政策がどのように医療現場を追い詰めているのかを客観的データと長年の実体験を基に解説しています。また、医学部定員の適正化による医師数の確保、救急医療や産科・小児科など不足診療科の体制強化、そして地域の実情に応じた診療報酬体系の見直しなど、医療崩壊を防ぐための具体的な提言も示しています。

私は、行政や医療従事者だけでなく一般の人々もこの問題に関心を持ち、議論を深めることがこの国の医療崩壊を防ぐための第一歩になると考えています。これからの日本医療について深く考えさせられる一冊です。どうぞご一読ください。

 

【趣味・興味】

趣味:オーボエ演奏、オーボエ曲鑑賞、バロック音楽鑑賞
興味:世界経済の行方、日本政治の行方とその限界


診療について

当院は、耳鼻咽喉科・アレルギー科・麻酔科を標榜し、赤ちゃんからご高齢の方まで、幅広い年代の方を対象に診療を行っています。耳鼻咽喉科の疾患は年齢によって多くみられる症状が異なるという特徴があり、小児期には中耳炎や副鼻腔炎が多く、ご高齢の方では難聴や耳鳴りなど耳の症状が中心になりやすい傾向があります。
当院では、こうした年齢ごとの特性を踏まえ、それぞれの不安や生活背景にも配慮した診療を心がけています。中耳炎や副鼻腔炎、咽頭炎、扁桃炎といった耳・鼻・のどの疾患をはじめ、難聴、耳鳴り、めまい、アレルギー性鼻炎や花粉症、長引く咳の診療を行っており、咳についても原因が鼻や副鼻腔にあるケースを含めて評価しています。
また、小児耳鼻咽喉科診療にも力を入れており、お子さんの年齢や発達に配慮しながら診察を行っています。さらに、高齢の方を対象とした難聴や補聴器に関するご相談にも対応しており、木曜午後に専門的な診療を行っています。耳の詰まり感や聞こえにくさは、突発性難聴など早期治療が重要な疾患が隠れている場合があり注意が必要です。お子さんの熱の上下や不機嫌、夜泣きが続く場合には、中耳炎が背景にあることも少なくありません。また、原因がはっきりしない咳が長引く場合にも、副鼻腔炎が関与していることがあります。
当院では症状に応じて必要な検査を行い、疑わしい所見があれば追加の評価につなげ、適切な対応を行います。麻酔科を標榜していることについては、これまでの麻酔科での経験を活かし、クリニックで対応できる診療の幅を広げることを大切にしています。たとえば、お子さんの処置で特別な配慮が必要な場合や、顔面痛など鑑別が必要な症状についても、全体像を踏まえて適切に判断し、ご案内できるよう心がけています。症状や状態によっては、連携する医療機関へのご紹介を行う場合もあります。気になる症状がございましたら、早めの受診をおすすめします。