2 「良い医者」とは、何を基準に選べばいいのか
体調が悪くなったとき、患者さんは「どの病院に行くか」「どの医者に診てもらうか」を選ばなければなりません。
ですが、多くの方はこう感じているのではないでしょうか。
● 家から近いから
● 待合室が混んでいるから人気なのだろう
● 昔から通っているから
● 他に選択肢がよく分からないから
これらは決して間違った理由ではありません。
ただ一方で、「自分にとって本当に合った医師かどうか」という視点は、意外と置き去りにされがちです。
では、患者さんの立場から見て、良い医師とはどのような医師でしょうか。
私はまず、次の点が大切だと考えています。
1.説明が分かりやすい医師
病名や治療内容を、専門用語ばかりではなく、患者さんが理解できる言葉で説明してくれるかどうか。
「今どんな状態なのか」
「なぜこの治療をするのか」
こうした説明があるだけで、不安は大きく減ります。
2.質問しやすい雰囲気がある医師
患者さんが遠慮してしまい、「聞きたいけれど聞けない」状態になっていないか。
良い医療は、医師の一方通行では成り立ちません。
患者さんが納得して治療を受けられることが重要です。
3.治療の見通しを伝えてくれる医師
「どのくらいで良くなるのか」
「通院はどれくらい続くのか」
こうした見通しを示してもらえると、生活の中で治療をどう位置づければいいのかが分かります。
医師選びに正解はありません。
ただ、「安心して任せられるかどうか」という感覚は、とても大切な判断材料になります。