31 漢方という「もう一つの医療の見方」

私は耳鼻咽喉科医ですが、漢方にも関心を持ってきました。
西洋医学は、病名をつけてその病気を治療する医療です。

一方、漢方は少し考え方が異なります。
舌の状態、脈の打ち方、腹部の緊張感。
体全体のバランスを見て、「歪み」を整えることで改善を目指します。
病気になる前の状態――いわゆる「未病」を整える、という発想です。

すべてを漢方で治すわけではありません。
しかし、病名だけでは説明しきれない不調があるのも事実です。
医療には一つの正解だけがあるわけではありません。
多角的に考えることも、大切な姿勢だと思っています。

2026年04月16日