62 抗生剤は使わない方が良いのでしょうか?
近年、「抗生剤はなるべく使わない方が良い」という話を耳にする機会が増えました。
確かに、必要のない場面で抗生剤を使用し続けると、薬が効きにくい耐性菌が増える原因となるため、適切な使用が求められています。
しかし、「抗生剤を使わないこと」が必ずしも正しいとは限りません。
耳鼻咽喉科では、中耳炎や副鼻腔炎、扁桃炎など細菌感染が関わる病気を数多く診療しています。
そのような場合には、抗生剤が症状改善に大きく役立つことがあります。
大切なのは、抗生剤を出すか出さないかではなく、「その患者さんに本当に必要かどうか」を見極めることです。
当院では症状や経過を丁寧に確認しながら、必要な方には適切なタイミングで抗生剤を使用しています。