63 風邪なのに抗生剤が処方されることがある理由
「風邪なのに抗生剤が出たのはなぜですか?」というご質問をいただくことがあります。
一般的な風邪の多くはウイルスによる感染症です。
そのため、ウイルスそのものに対して抗生剤は効果がありません。
しかし、風邪をきっかけに細菌感染が加わることがあります。
これを「二次感染」と呼びます。
例えば、副鼻腔炎(蓄膿症)や中耳炎、扁桃炎などは、風邪の後に起こることが少なくありません。
また、「風邪をひくと毎回 蓄膿症になる」という方もいらっしゃいます。
そのような方では、細菌感染を考慮した治療が必要になる場合があります。
当院では、単に「風邪だから抗生剤は不要」と判断するのではなく、症状の経過や患者さんの体質も含めて総合的に診察した上で治療方針を決めています。