69 医療DXは誰のため? 現場の医師が感じる違和感
近年、「医療DX」という言葉を耳にする機会が増えました。
電子カルテや電子処方箋、マイナ保険証など、医療のデジタル化は確実に進んでいます。
もちろん、患者さんの利便性向上や情報共有の観点から、デジタル化そのものに反対するつもりはありません。
しかし現場の医師として感じるのは、「制度と現場の準備にズレがある」ということです。
新しい仕組みを導入するためには、システム整備や職員教育、費用負担など多くの課題があります。
制度だけが先行し、現場が追いついていないと感じる場面も少なくありません。
医療で本当に大切なのは、新しい制度を作ることではなく、患者さんにより良い医療を届けることです。
便利さを追求するだけではなく、現場の声にも耳を傾けながら、患者さんにとって本当に役立つ医療DXが進んでいくことを厚生労働省の方々には期待しています。